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ビズリーチ掲載記事

合理性だけでは解決しない、CxOアジェンダと覚悟に伴走する

出典:ビズリーチ掲載記事(2026年6月23日公開)より転載

専門性×信頼×柔軟性を武器に 経営者に寄り添う少数精鋭の真のアドバイザリーへ

2024年に設立し、M&A戦略策定・実行支援や事業ポートフォリオ、事業承継などCxOが抱える経営課題に向き合う株式会社Passione Group(以下、Passione Group)。専門領域の垣根を超えた横割りの組織体制で、戦略立案からM&A実行までサービスをワンストップ/ワンチームで提供するアドバイザリーファームです。今回は、同社が目指す経営支援のあり方やスタートアップ期である同社に参画する醍醐味などについて、代表取締役CEOの熊谷氏と取締役 パートナーの村上氏にお話を伺いました。

少数精鋭で挑む、横割りの総合アドバイザリーファーム

代表取締役 CEO/熊谷 元裕

──Passione Groupの事業概要と、設立の背景をお聞かせください。

私たちは「経営者の覚悟と決断に寄り添う総合プロフェッショナルファーム」として、経営課題の特定やM&Aを中心とした戦略立案、ソーシングからDeal実行支援を担うファインシャルアドバイザリー(FA)、各種DD(Due Diligence)、PMI(Post Merger Integration)支援など、複数の領域を横断しながらお客様のCxOアジェンダに対して一気通貫で支援を行っています。

代表取締役 CEO 熊谷 元裕

もともと私は大手ファームに長く在籍しており、大規模案件に携わる機会も多くありました。そうした案件では、効率的に進めるために分業して業務を遂行することも少なくありません。一つのフェーズ/プロダクトに注力でき、その領域の専門性を磨いていける点は、大手ファームでのキャリアにおける大きな価値だと今でも感じています。

一方、そういった案件では支援のフェーズが変わるたびに担当チームも変わっていくわけですが、分業であるが故に「自分が関わったフェーズで見つけた論点や課題が、その後どう経営へ生かされていくのか」まで見届けられないことが常であり、個人的にもどかしさを感じることもありました。

戦略策定からDeal実行、PMI支援などフェーズが移行しても、お客様の困りごとは連続しています。そこで、お客様が求めているものに合わせて、我々自身が柔軟に形を変え、一気通貫で伴走できる、「横割り」体制で支援する総合アドバイザリーファームを作りたいと考えました。

お客様の課題に合わせて各人の強みや得意領域を掛け合わせながら支援ができるチームを組成し、支援内容の設計そのものにエネルギーを注ぐ。そうした柔軟かつスピーディーな価値提供を目指し、Passione Groupの設立に至りました。

──「経営者の覚悟と決断に寄り添う」という点について、具体的にどういったことを指しているのでしょうか。

経営意思決定であるM&Aや事業統合といった局面では、組織の改編や人の処遇変更等、誰かの心が大きく揺れ動くテーマが発生することも少なくありません。また、経営とは「選んだ選択肢を正解にしていく」ものであるため、経営者の意思決定は、合理性だけでは答えが出ない「ウェット」な部分があり、一つの決断には会社や社員を背負う強い覚悟が伴います。

実際の案件では組織文化や社員への影響など、人や感情に関わる論点が最後まで残るケースも多く、「数字上は合理的でも、本当にこの意思決定を進めるべきなのか」と悩まれる経営者の方も少なくありません。私たちは圧倒的な専門性を基礎にしつつ、更にそのウェットな部分まで含めて寄り添い、支援することを大切にしています。

専門知識や分析力は私たちの土台となる重要なものですが、近年はAIの進化により、知識の整理やスライド作成などは瞬時に行えるようになりました。

そうした時代において専門家の本質的な付加価値となるのは、「この人が言うなら」という「人としての信頼関係」だと考えています。

当社の社名に含まれる「Passione(パッショーネ)」はイタリア語で情熱を意味するのですが、ドライにかつデジタルに情報を集め、ロジックを組み立てた上で、経営者の情熱や覚悟には正面から向き合っていく。そんな思いを大事にする会社にしたいと考え、この社名をつけています。

領域横断で支援し、経営の「意思決定」そのものと向き合う

──今後の事業展望と目指す組織像をお教えください。

今後は特に、売上数十億円から数千億円規模の「ミドルキャップ領域」と呼ばれる企業群の支援を強化していきたいと考えています。

この領域は経営者との距離も近く、意思決定そのものへ深く関われる余地が非常に大きい一方で、まだ十分に支援できる総合アドバイザリーファームが多くない領域でもあると感じています。実際、日本の産業を支えているのはこうした中堅・準大手企業群だと思っています。そのため、この領域へ本質的な経営支援を届けていくことには大きな意義があるでしょう。

Passione Group 対談の様子

2030年には50〜100名規模の組織を構想していますが、あくまで少数精鋭を維持しながら、高い専門性を持ったメンバー同士が領域横断で支援できる体制をつくっていきたいと考えています。

少数精鋭だからこそ、一社一社へ深く入り込みながら、経営者と同じ目線で意思決定へ向き合える。そこにPassione Groupとしての価値があると思っています。

──どのような方にご参画いただきたいとお考えですか。貴社に今参画する魅力とあわせてお聞かせください。

M&A戦略策定から実行までに必要な専門性はとても重要ですが、最も求めているのは「誠実なプロフェッショナル」であることです。個々の得意領域だけでなく、周辺領域にも興味を持ちながら、お客様に対して何ができるかを考え、自己研鑽を怠らない方を歓迎します。

実際、お客様からは「M&A後の次の一手も相談したい」「今後の経営戦略を見据えた役員構成について一緒に考えてほしい」といった相談をいただくこともあります。

プロダクト・サービスメニュー起点ではなく、経営課題起点で支援を設計する当社だからこそ、自分の専門性がどのように経営意思決定へつながっていくのかを実感できる機会は多いと思います。

また、当社はまだスタートアップフェーズにあるため、コーポレート領域やナレッジシェアのノウハウなど、未整備な部分を一緒に整備していけるような方に参画していただければと考えています。

大手ファームなどで高い専門性を磨いてきた方が、さらに複数の領域を掛け合わせ、より一層深くCxOアジェンダに向き合っていく。そうした「横割り」のキャリアパスに共感していただける方にとって、当社の環境は大きなやりがいを感じていただけるはずです。

専門性をクロスさせ、ワンチームで価値を生み出す

取締役 パートナー/村上 紘爾(写真左)

──村上様はM&Aプロセスにおける対象企業や事業の財務状況の調査・分析を実施する財務DDのご経験が豊富と伺っていますが、Passione Groupならではの「横割り」業務の面白さをどのように感じていますか。

自分の専門領域を生かしながら、お客様のニーズを満たすために何ができるかを常に考え、提供できるサービスの幅を広げられることに大きな面白さを感じています。

取締役 パートナー 村上 紘爾(写真左)と代表取締役 CEO 熊谷 元裕

私はもともと大手ファームで、財務DDを中心にキャリアを積んできました。大型案件に関わる機会も多く、大手ならではの経験を積むことができたと感じています。ただ、各領域の専門性を極めることに長けている一方で、縦割りの組織構造上、周辺業務にまで一気通貫で関与することは難しい側面もありました。

Passione Groupに参画してからは、財務DDの範囲にとどまらず、それをもとに「事業の枠組みが変わった際、資本構成はどうなるか」といった経営戦略や、PMIでの管理体制構築など、M&Aの前工程・後工程のフェーズにまで踏み込んでアドバイスができます。

専門性を薄めないための自己研鑽は欠かせませんが、「横割り」だからこそ、他領域の業務も自分ごととして捉え、お客様の新たな価値提供につなげられていると感じます。

──創業期であるPassione Groupへ参画したことで得られた経験について教えてください。

当社は成長途上のファームであり、お客様の多様なニーズに対し、自分たちで試行錯誤しながら柔軟に対応していく必要があります。そのため、専門性をベースとしつつも、自らの成長においてより高いチャレンジができます。

また、ミドルキャップの企業様を対象とすることが多いため、全体を俯瞰でき、手触り感を持って案件に関与できる点も、キャリア形成において大きなプラスになります。

領域の壁を越え、本質的な課題解決ができる環境

──参画後、ご自身の仕事観やキャリア観に変化はありましたか。

自身の持つ専門性を「何のために使うのか」という視点は、大きく変化したと感じています。

財務DDという専門性自体は変わっていませんが、案件全体を横断して関わるようになったことで、財務DDだけでは把握しきれない論点や、経営者が本当に悩んでいることに触れる機会も増えました。特に事業承継支援などは、日本の社会課題解決につながる、意義のある仕事だと感じています。

株式会社Passione Group オフィスエントランス

以前は、どうしても分析結果を正しく出すことに意識が向きがちでしたが、今は、その内容を経営者の意思決定へどう結びつけるかまで含めて向き合うようになった感覚があります。「分析した情報を経営者へどう届けるか」「経営の意思決定にどうつなげるか」を、より強く意識するようになりました。

「何をするか」だけではなく、「それを誰のために、どう生かすか」を考えたい方にとっては、やりがいのある環境だと思います。

──組織カルチャーや、チームの強みについて感じていることを教えてください。

ワンチームとして動く意識が非常に強いです。各自の専門領域を尊重しつつも、領域の壁を作ることなく活発な意見交換を行っています。

例えば投資検討の際、私は財務的な観点から事業の収益性を分析しつつ、戦略フェーズを担当するメンバーと密にコミュニケーションを取り、お客様にはワンチームとしてご報告をします。

メンバーは皆、自分のタスクだけに引っ張られることなく、チーム全体のミッションやお客様へのコミットメントを第一に考えて行動しています。各自が高い専門性を持っているからこそ、それらが融合したときに大きな付加価値が生まれる。こうした点は、当社の強みだと感じます。

──最後に読者へのメッセージをお願いします。

現在はコンサルティングファームなどでM&Aのキャリアを積んだ方が中心メンバーとなっていますが、ゆくゆくは監査経験を生かしてM&A関連業務に挑戦したい公認会計士の方など、多様なバックグラウンドを持つ方ともご一緒したいと考えています。

情熱を持ってチャレンジしたい方、あるいは私のように専門性を生かしながらお客様と信頼関係を築いていきたい方など、千差万別な「誠実なプロフェッショナル」の皆様にお会いできるのを楽しみにしています。

※記事の内容は公開時点のものです